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Herokuとは?初心者向けにメリットを解説


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おはようございます。Shotaです。

プログラミング学習やWebアプリ開発をしている人の中には、このように思っている人も多いでしょう。Herokuは簡単にWebアプリを公開できる画期的なサービスです。

そこで、今回はHerokuについて初心者でも理解できるように解説していきます。



Herokuとは

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Herokuは簡潔に言えば「アプリケーションを実行するための環境」です。

アプリケーションを実行するためには、データを登録するためのデータベースや画面で操作した処理を動かすためのサーバなどの環境が必要です。Herokuではそれらを簡単に利用できます。


PaaSとは

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そもそも、HerokuはPaaS(Platform as a Service)と呼ばれる形態でサービスを利用できます。PaaSを簡単に言えば、アプリの公開に必要な手順を代行してくれるサービスのことです。

言い換えれば、これまでインターネット上でアプリケーションを公開しようと思った場合、次のような手順を踏まないとそもそもアプリケーションを作り始めることすらできませんでした。

  • サーバPCやルーターなどのハードウェアを購入
  • インターネットに接続し、ネットワークを構築
  • サーバの仮想化環境を整備
  • LinuxのようなOSをインストール
  • OracleMySQLPostgreSQLなどのようなデータベースをセットアップ
  • JavaRubyPHPなどのアプリケーション実行環境をセットアップ


ここまでやって、ようやくアプリケーションを公開する(デプロイする)ための環境が整ったことになります。

PaaSはアプリケーション公開にかかる様々な作業を代行してくれるサービスです。


Herokuを使うメリット

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前章では、Herokuを使えば環境構築をせずにアプリケーションを公開することを説明しました。

もちろん、Herokuを使うメリットは他にもあります。主に3点あります。


拡張機能が豊富

1つ目は、拡張機能が豊富な点です。

例えばアプリ開発を進めていくと、登録したユーザにメールを送信する処理を作るケースが良くあります。しかし、メールを送信するためにはメール配信用の環境が必要です。

Herokuは拡張機能を使うだけで簡単にメール配信用の環境を利用できます。Herokuはアプリ開発に必要な拡張機能が豊富なので、開発環境に煩わしさを感じません。


スケールアウトが簡単

2つ目は、スケールアウトが簡単な点です。

スケールアウトとは、システムを構成するためのサーバの台数を増やすことで、システムの処理能力を高める、言い換えればコンピュータの環境を増強する方法の一つです。

アプリを開発して公開したあと、スムーズに運用を進めるためには「最適な環境を維持すること」が必要です。

Herokuではダッシュボード画面で操作したり、簡単なコマンドを実行したりするだけですぐにスケールアウトができます。


運用をサポートするための標準機能が備わっている

3つ目は、「運用をサポートするための標準機能が揃っている」点です。

アプリは開発が終了したら、それだけで作業が終了するわけではありません。開発してアプリをリリースしたあと、アプリが正確に動作するように運用する必要があります。そのために必要な技術が、アプリが動く環境を正確に把握する技術です。

より具体的に言うと、アプリの状態を確認する「ログ」や、サーバの状態を確認する「パフォーマンスモニター」などをチェックし、状態を把握するスキルが必要です。

Herokuでは、ログやパフォーマンスモニターなどを確認できる機能があります。

それだけではありません。Herokuではデータベースのデータを守るためのバックアップ機能も備わっているので、運用にかかるコストも抑えられるのです。


まとめ

今日の記事では、初心者向けにHerokuについてかんたんに解説しました。

Herokuを使えば環境構築をせずにアプリを公開できるので、かなりの手間を省けます。

このような便利なサービスを上手に活用して、プログラミング学習やWebアプリ開発を効率的に進めていければ幸いです。

今日の記事はこれで終了です。

【参考サイト】

www.sejuku.net