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【毎週日曜更新】本の要約・考察第22回~『シリコンバレー式超ライフハック』~


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おはようございます。Shotaです。

今日は日曜日なので、本の要約・考察記事を書いていきます。

今日紹介する本は『シリコンバレー式超ライフハック』です。

全部を解説するのは困難なので、今日の記事では特に重要だと感じたポイントを3つに絞って徹底解説します。



勉強法

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まず最初に、勉強法について詳細に解説していきます。


超速学習法「FAST」

本書では、強力なライフハックの一つとして読書を挙げています。本書によると、その理由は読むことは学習の基本で、著者が数十年書けて蓄積した経験と知恵を注ぎ込んだ一冊の本を1,2日で読んで、その内容をインプットできるからです。

このような話を聞いて、「結局速読じゃないの?」と感じた人もいるかもしれません。ところが、本書で示されている読書法は集中力を高めて読む方法で、ただ速く読めるだけに特化したものではありません。本書で示されている読書法は「FAST」という四文字で表現できます。それでは、順番に解説していきましょう。


F:forget(忘れる)―空っぽにしなければ入らない

勉強法について話しているのに、「忘れること」から始めるのは少し奇妙に感じた人もいるかもしれません。しかし、これには深いわけがあります。

知っていることを一時的に忘れなければ、新しいことを学べません。これは非常にシンプルな考えかもしれませんが、事実です。まずは、すでに知っていることから忘れていきましょう。その際に、自分の限界も忘れましょう。「英単語を覚えるのが難しい、だめだ...」といつまでも自分に語っていたら心を開くことはできず、自分の最大限の脳力を発揮できません。

忘れるべきことは、今勉強しようとしていること以外のすべてです。本書によると、一度に集中できる情報は7つまでだそうです。余計なことを考えなければ、今勉強していることに集中できて最大限に学ぶことができます。


A:active(能動的)―自ら創造する学習へ

学習も、筋トレと同じように短時間で結果を出すことができます。

本書では、紙とペンを使う昔ながらのノートのとり方を推奨しています。ページの中央に線を引いて、左側に学んだ情報やイデアを書き記し、右側に今学んでいることに関する印象や自分の考え、ちょっとした疑問を書き留めておきます。この方法を使えば、脳全体を勉強に没頭させることができ、速く学べて多く記憶できます。


S:state(状態)―脳と体のコンディションを整える

これを簡単に言うと、周囲の環境に対して受け身の反応をするのではなく、自分に高い基準を設定してそれに見合った環境を作り出したり修正したりすることになります。

これだけ言ってもよくわからないと思うので、具体的に述べます。例えば、勉強する時に「今日は気分が乗らない」「ああ退屈だ~」と言って勉強に取り組めないことがあるかもしれません。それだけで終わらせずに、「自分が本気を出せる場所」、あるいは「やらざるを得ない環境」に入ったり作ったりして、自分が勉強に取り組める環境を整えることが大事です。


T:teach(教える)―教えることでわかることがある

ビデオを見たり本を読んだりする時、明日それを誰かに説明しなくてはならないなら注意を払うという経験をしたことはないでしょうか?

実は、これは勉強にも応用できます。新しい物事やテーマを猛スピードで学びたいなら、自分が先生になりましょう。「人に教える」は最高の勉強法です。勉強したければ、それを人に教える機会を作りましょう。その機会がなければ、ブログを開設して学んだことをアウトプットする機会を作りましょう。(私は数ヶ月以上ブログの毎日更新を継続できています)


休息

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次に、休息法について詳細に解説します。

四六時中やる気をフル回転させることには非常に大きなデメリットがあります。情熱を注げられる仕事には麻薬のような中毒性があり、打ち込みすぎて命を落とす人もいます。本書で実施されたインタビューの回答者(回答した人は成功者)の100人以上が、成功して幸せになるには「休息」が必要だと答えました。

世間では、ギリギリまで自分を追い込んで疲労困憊するくらいでなければ成功しないと迫ってきます。しかし、成功者の話を聞いてみると、それと真逆の回答が返ってきます。彼らが高度なパフォーマンスを発揮できるのは、まさしく遊びの時間を確保しているからです。

生産的な物事に取り組むのも重要ですが、時には休憩を挟んだり、自分の娯楽を楽しむ時間を確保したりするのも大事です。

本章では、個人的に「面白い」と感じた休息法をピックアップしていきます。


5分間ルール

「5分間ルール」は、簡単に言えばものごとがうまく行かない時に5分間だけネガティブな気持ちになるルールです。タイマーをセットして、5分間だけ泣き言を言い、文句を言って感情をぶちまけましょう。ただし、人のいない場所でやってください。だが、5分後には自分の力で変えられないことにエネルギーを使うのをやめて、自分が進みたい方向や自分でコントロールできることに時間を割いていきましょう。


睡眠

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次に、睡眠について詳しく解説していきます。本書で強調されていることですが、「良質の睡眠」はパフォーマンスを高める上では必要不可欠です。


遺伝子に則ったリズム

早起きも夜ふかしも道徳とか倫理の問題ではありません。遺伝子の問題です。いつ寝れば最高の眠りを得られるかを知って、そのような眠りを得られるための生活パターンを把握することは大きな力を与えてくれます。より具体的に言えば、私たち人間に備わっている「サーカディアン・リズム」、言い換えれば脳の入眠・覚醒サイクルに合わせて眠ることで、生産性を大きく高めることができます。「サーカディアン・リズム」は私たちの好みで決まるわけではありません。遺伝子的に予め決まっています。


クロノタイプの分類―生まれつきのサーカディアン・リズムの傾向

本書によると、人間には4つのクロノタイプに分かれています。

  • クマ―太陽とともに働く堅実タイプ
  • ライオン―夜明け前に起きる働き者
  • オオカミ―夜とともに動く
  • イルカ―寝付けない完璧主義者


それぞれ順番に解説していきます。


クマ―太陽とともに働く堅実タイプ

朝型のクロノタイプです。人類の50%を占めます。入眠・覚醒パターンは太陽に従っていて、一般的には寝付けないことはあまりありません。午前中に最も集中でき、午後の中ごろに集中力やエネルギーが低下する傾向にあります。

クマタイプの人間は全般にエネルギーをむらなく保つこと、仕事を完了させることが非常に得意です。


ライオン―夜明け前に起きる働き者

超朝型のクロノタイプです。人類の15%を占めます。おおよそ5~6時ごろに起床するがんばり屋です。この記事を書いている管理人がこのタイプに該当します。朝にたくさん活動するせいで、夕方から夜にかけてエネルギーが顕著に低下し、速く眠りにつく傾向があります。


オオカミ―夜とともに動く

夜型のクロノタイプです。人類の15%を占めます。一日の始まりが遅く、生産性がピークになるのは世間が寝静まる頃です。深夜、あるいは正午から午後2時までにエネルギーが最大限になります。

オオカミタイプの人間は作家や芸術家、プログラマーに向いています。内向的な部分があり、一人になる時間を欲しがる傾向が強いです。


イルカ―寝付けない完璧主義者

不定型のクロノタイプです。決まった睡眠ルーティンがあるかどうかはわかりません。イルカタイプの人間は日中にしたいことが終わらないことがよくあります。高い知性を持っていたり完璧主義の傾向が遭ったりして、夜中に長時間そのことについて思いを巡らしています。

イルカタイプの人間は午前の半ばから午後の早い時間にかけて集中力やパフォーマンスを発揮する傾向にあります。


自分にあったクロノタイプを見つける方法

先ほどクロノタイプを説明しましたが、どのようなクロノタイプかわからない人もいるかもしれません。ところが、それを簡単に見極める方法があります。

それは、ただ単に1週間、仕事を休んで気の向くままに寝て起きることです。そのときに、寝たときの時刻と起きたときの時刻、一日の体調をを記録しておきましょう。そうすることで、自分のクロノタイプを簡単に把握することができます。


まとめ:まずは睡眠から変えよう。睡眠は生活の土台そのものである。

今日は『シリコンバレー式超ライフハック』を要約しました。今日の記事で取り上げたポイントは次の通りです。

  • 勉強―超速学習法「FAST」
  • 休息―5分間ルール
  • 睡眠―4つのクロノタイプ、クロノタイプを見つける方法


最後に補足を入れて今日の記事を終えたいと思います。それは、睡眠から変えることです。本当に当たり前のことなのですが、睡眠は生活の土台そのものです。

匿名掲示板「2ちゃんねる」の創設者である「ひろゆき」さんは、以下の動画で

「凡人が天才に勝つことは寝ること」

というように主張していました。


www.youtube.com

どんなに優秀であっても、十分な睡眠の時間が取れなくなるとパフォーマンスを落としてしまいます。

私たちは日々様々な仕事や勉強に忙殺されています。かくいう私もその一人です。日々の仕事やタスク、やるべきことに精一杯で睡眠をおろそかにしてないでしょうか?今日紹介した本でも話している通り、睡眠は人間にとって大事な要素の一つです。

このことや今日の記事で話した内容を踏まえて、まずは睡眠から変えることを主張して今日の記事を終えます。

【参考図書】