Re:ゼロから始める文系プログラマ

未経験がプログラミングを通して人生を変える

【毎週日曜更新】本の要約・考察第41回~『カエルを食べてしまえ!』~


スポンサードリンク
 

f:id:ShotaNukumizu_1000:20211228122242p:plain

おはようございます。Shotaです。今日は日曜日なので、本の要約・考察記事を書いていきます。

今回紹介する書籍は、13万部のベストセラー『カエルを食べてしまえ!』です。


大前提となる法則

f:id:ShotaNukumizu_1000:20211228132752p:plain

今回の記事をみて、「カエル」という言葉に引っかかった人もいるかもしれません。本書における「カエル」とは、あなたにとってもっとも難しく重要な仕事で、今すぐにやらないと後回しになってしまうもののたとえです。

そのことを踏まえて、本書では次のような法則を設けています。



【第一原則】もし二匹のカエルを食べなければならないなら、醜いほうから食べよ。



これは言いかえると、重要な仕事があったら難しく大変な方からやり遂げることを意味します。そして、すぐに取り掛かってやり遂げるまでは他のことに手を出してはいけないのです。



【第二原則】もし生きたカエルを食べなければならないなら、座り込んでじっと眺めたりしてはいけない。



高い成果を上げるためのカギは、朝一番に重要な仕事に取り組む習慣をつけることです。言い換えれば、真っ先に「あなたのカエルを食べること」を日課にすることです。

現在のビジネスでは、「実行を伴わないこと」が最大の問題として取り上げられています。多くの人が物事を完成までこぎつけようとしません。「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」とばかり言うだけで、それを実行する人がいません。

人生の成功は、どんなことを習慣づけるかにかかっています。優先順位を付け、すぐにもっとも重要な仕事に取り掛かる習慣は、精神的かつ身体的なスキルであり、繰り返し実践することで身につけられます。いったん習慣として身につけば、自動的に簡単にできるようになります。

そのことを踏まえて、本書では、素晴らしい生活を送り、仕事で成功を収め、幸せを実感するカギは重要な仕事をやり遂げる習慣を身につけることが強調されています。

練習が習慣につながるカギです。何事も練習で習慣として身につきます。

今回の記事では、カエルを食べる上で個人的に効果的な方法を二つに絞って取り上げます。

  • 常に「ABCD法」を用いる
  • テクノロジーによる時間の浪費をやめる

それぞれ順番に解説していきます。

常に「ABCD法」を用いる

f:id:ShotaNukumizu_1000:20211228133026p:plain

仕事に取り掛かる前に、じっくり考えて計画を立てて優先順位を見極めれば、より重要なことをより速くやり遂げられるようになります。

ABCD法は、優先順位をつけるのに非常に有効な方法で、日々の生活に活用できます。非常に簡単ですが効果的な方法です。

これは簡単に言えば、明日しなければならない仕事のリストを作ってA, B, C, D, Eの五個にランク付けをすることです。

  • A:非常に重要で、これをしなければ重大な支障をきたすタスク。複数ある場合は「A-1」「A-2」...というように順番をつける。「A-1」のタスクが最も重要なタスクになる。
  • B:自分が「やるべきこと」だが、しなくても大変なことにならないタスク。Aランクのタスクが終わるまで、Bランクのタスクに手を付けてはいけない。
  • C:「したほうがいい」けど、しなくてもいいタスク
  • D:「他の人に任せてもいい」タスク
  • E:やらなくても何にもならないタスク

このようにして自分のタスクをランク付けすると、より重要な仕事に取りかかれます。

自分のやるべきタスクを熟慮してランク付けし、「A-1」の仕事に専念する習慣をつけられたら、あなたは他の人よりもずっと多くの仕事をやり遂げるようになるでしょう。

テクノロジーによる時間の浪費をやめる

f:id:ShotaNukumizu_1000:20211228133117p:plain

私たちの生活にある様々なテクノロジーは最も良い友人になり得るし、最悪の天敵にもなり得ます。私たちが生きている21世紀には、LINEやTwitterを始めとしたコミュニケーションツールがあまりにも多すぎます。

私たちは朝起きてすぐにスマホをチェックして、Twitterを確認したり、メールの受信ボックスを確認したりするのが癖になっています。何かに集中しているときも、料理をしているときも、寝る準備をしている時もいつも、何かしらスマホをいじっている人は少なくないでしょう。

集中して物事に取り組んで成果を上げたいなら、このようなことは絶対にやめるべきです。

ついついスマホを触ってしまう癖をなくすためにはどうすればいいのでしょうか?

最善の方法は、「ついつい使うこと」をやめることです。朝起きてすぐにスマホに触ってSNSを見るのは絶対にやめましょう。本書には書かれていませんが、寝室にスマホを置くのをやめるだけでも十分に効果が得られます。(スマホを寝室で触ることがなくなるため)

別に私たちが一日Twitterスマホに触らなくても、何も大変なことは起こりません。

まとめ:意志力で解決せず、環境で解決しよう

f:id:ShotaNukumizu_1000:20211228133241p:plain

今回の記事は、13万部のベストセラー『カエルを食べてしまえ!』を要約しました。

最後に個人的な補足を入れてこの記事を締めくくりたいと思います。

本書では、自分にとって重要な仕事をやり遂げる方法について詳細に書かれていましたが、これを意志力でやろうしていけません。人間の意志力は当てにならないからです。

意志力で解決するのではなく、環境で解決しましょう。例えば、スマホをついつい触るのをやめるために、私は1年前から以下のようなことを実践しています。

  • Twitterはログアウトし、代わりにSocialDogのようなツールでTwitterを自動送信する
  • スマホのホーム画面を空にする

これを実践することで、スマホに触る時間を一日15~30分以内まで押さえられるようになりました。

Twitterは自動送信にすることで情報発信を自動化し、スマホのホーム画面を空にしてスマホを開いた時に触る気力をわざと減らすような工夫をこらして、自分が作業に没頭できる環境を作りました。これで最低一日6時間プログラミングやブログ執筆に費やせるようになりました。

長くなりましたが、今回の記事はこれで終了です。

【参考図書】