【Web技術入門①】「Web」とは?|歴史や語源などを初心者向けに解説
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おはようございます。Shotaです。
❓「Webってどういう意味だろうか?ホームページとどう違うの?」
このように思っている人も少なくないでしょう。
Webを簡単に説明すると、「世界中どこにいても、コンピュータなどに寄って情報を得られるシステム」のことです。Webを理解すれば、Web系の人と仕事をする際にいらない誤解の発生を防げます。
とは言っても、Web系に携わらない人がこのことを理解しようとすると難しいですよね。
そこで、今回の記事では
- Webの歴史
- Webページが表示される仕組み
- Webシステムを構成する重要な3要素
これらを中心に解説していきます。専門用語が多くて大変ですが、概要を理解するだけなら簡単です。
今回の記事を通して、ざっくりでもいいからWebについて理解しましょう。
Webの歴史
誕生
Webシステムの起源は、1989年にティム・バーナーズ=リーが行った提案です。この中で世界中の大学や研究所で働いている研究者たちが場所が離れていても情報や知識を共有できるシステムとしてWWW(World Wide Web)を考案しました。これが後のWebになります。
ハイパーテキスト
WWWには複数のDocumentsを相互に関連付けるハイパーテキストの概念が採用されました。内容を見たいDocumentsの参照先であるURLを埋め込んだハイパーリンクによって、インターネット上に散らばったドキュメントを相互に関連付けさせ、リンクをたどって次々と文章を表示できるようになりました。
現在私たちがWebページ内のハイパーリンクをクリックすることで次々と別のWebページに移動できるのは、このようなハイパーリンクによるものです。Webページどうしがハイパーリンクでつながることで、世界中のあら ゆるWebページが繋がります。
ブラウザの登場
当初WWWは文字情報を扱うだけの単純なものでしたが、1993年にNCSA(アメリカ国立スーパーコンピュータ応用研究所)によって、現在のブラウザーの基本となるMosaicが開発されました。
1990年代初頭のインターネットでは、メールやネットニュースなどのテキストベースのサービスが中心でした。画像ファイルの閲覧や音声ファイルの再生を行うためには、大変手間のかかる作業がどうしても必要でしたが、Mosaicの登場でこれらの作業が簡単にできるようになりました。
それと同時にWebサーバ用デーモン(バックグラウンドで動作するソフトウェア)も無料で配布されるようになり、世界中でWebサーバを構築できるようになりました。これによって、インターネットに繋がっていれば誰でも情報を発信できるようになったのです。
Webページが表示される仕組み
インターネットに接続したパソコンやスマートフォンでブラウザーを起動し、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれるWebサイトのアドレスを指定すると以下のようなプロセスが実行されます。
①WebサーバにHTTPリクエストが送信される
②リクエストを受信したWebサーバがリクエストに応じてコンテンツを提供する
③サーバで処理されたコンテンツがブラウザーに返される
④ブラウザーが受信したコンテンツを解析して画面に表示する
Webページは複数のコンテンツで構成されています。HTMLファイルと呼ばれるWebページの内容を記述したテキストベースのファイル、スタイルシート(Cascading Style Sheets, CSS)と呼ばれるWebページのデザインやスタイルを指定したファイル、画像や動画などです。
Webページの表示に複数の画像や関連する他のコンテンツも必要であるとブラウザーが判断した場合は、再度リクエストをWebサーバに送信してデータを受け取ります。
ブラウザの役割
ブラウザーでは、サーバから最初に受け取るHTMLファイルの内容を確認し、その内容に応じて必要なデータをサーバに要求します。
サーバから受け取ったデータをもとにグラフィック化して画面に表示する機能をレンダリングと呼びます。レンダリングはブラウザー毎に異なり、表示スピードやHTML/CSSの解釈が異なるので注意が必要です。
Webシステムを構成する重要な3要素
Webシステムを理解する上でまず押さえておくべき、Webを構成する3つの重要な要素があります。それはURL, HTTP, HTMLです。これら3つの要素によって成立していると言っていいほど、Webシステムはシンプルでわかりやすい仕組みになっています。
URL
URLでは、データの指定方法について定義しています。Webシステムは「http://」や「https://」ではじまる文字列を指定することでWebページを表示できます。この文字列がURLです。
HTTP
HTTPでは、データの送受信の方法について定義しています。
Webシステムでは、ネットワークプロトコルとしてTCP/IPを、アプリケーションプロトコルとしてHTTPを使います。
HTML
HTMLでは、データの表現方法について定義しています。
HTMLはマークアップ言語の一種で、Webページの構造や見た目などをタグを使って指定します。HTMLファイルはテキスト形式なのでテキストエディターを使って直接編集できます。
まとめ
今回の記事では、Webについて次の内容を中心に解説しました。
- Webの歴史
- Webページが表示される仕組み
- Webシステムを構成する重要な3要素
今回の記事を参考に、Webについての理解を深めていただければ幸いです。
今回の記事はこれで終了です。
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