【Python・データ構造】~リスト~
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おはようございます。Shotaです。今日はPythonのデータ構造について簡単に説明していこうと思います。中でも、本日紹介するのは「list型」です。この「list型」は、Pythonのプログラムを動かす上では汎用性の高いデータ構造です。本日は「list型」のデータ構造の中身をざっくり紹介していこうと思います!
【目次】
1.データとリスト
先週の記事では、数値やテキストなどの値と変数について一通り学習しました。多量のデータを扱うと、これらの単純な値や変数だけでは処理が難しくなります。
このようなとき、「数の多い変数の値を一度に処理できるもの」があればデータ処理がはかどります。Pythonには、このような役割を果たすためのデータをまとめるデータ形式がいくつか用意されております。これらを「コンテナ」と言います。
今日紹介する「リスト(list)」は、多数の値を順番に保管するのに用いられます。リストは記号[]の中に、保管したい値を「,(コンマ)」で区切って記述していきます。これでリストの中に値の保管場所が用意されてそこに値が代入されます。
ここで、以下のコードを書いて実行してみましょう。
▼実行結果
リストもデータなので、変数に代入することができます。リストは値が一つのものを作れますし、異なる種類のデータも作ることができます。
2.リストの値
リストの中にはたくさんの値が保管されていますので、利用の際には「どの値を利用するか」を指定できなければいけません。そのために利用されるのが「インデックス」です。リストにある値には、それぞれインデックスが付けられています。インデックスは、各データの保管場所に割り振られる通し番号です。
ここで注意しなければいけないことは、インデックスの最初の番号には「0」が割り振られるということです。「0」から最初にインデックスが割り振られる、ということは忘れないようにしておきましょう。
試しに、以下のコードを書いて実行してみましょう。
▼実行結果(コマンドプロンプト)
リストはリストの中にある値を取り出したり、別の値を保管場所に代入したりできます。このようなすべての処理はインデックスで保管場所を指定します。
リスト内の値を指定するためには、「リスト名[番号]」とコード上に入力して値を出力します。この[]の部分は「添字(そえじ)」と言います。添字から配列内の要素を変更することもできます。書き方は「リスト[番号]=値」です。
このように、[]でインデックス番号を指定することでその保管場所にある値を取り出したり、指定の保管場所に別の値を代入したりすることができます。
3.リスト内の要素の計算
リストの中に用意されている保管場所と、そこに保管されている値は一般の変数と全く同じように利用できます。四則演算など各種の演算の式の中で、リストを利用できます。
リスト内に保管できる値に制約はないです。また、リスト内のどこにどのような値を入れても他のデータには全く影響を与えません。リストでは、一つ一つの値の保管場所は独立しているのです。
実際に利用例を以下に示します。
▼実行結果(コマンドプロンプト)
ここでは、「arr」というリストを作成してそこにある値を加算して結果をインデックス0に保管するプログラムを作っています。これを実行すると以上のような値を出力できます。
このようにリストに保管されている値も普通の変数などと全く同じように式の中で利用できます。
まとめ
【本日のまとめ】
- リストは多量の値をカンマで区切ったデータのかたまり
- リストは変数として利用できる
- リストの中にある値は「インデックス」で指定できる
- 「リスト名[番号]」で、リスト内のどの保管場所にある値を利用するのかを指定できる
- 「リスト名[番号]=値」で、その保管場所にある値を上書きできる
- リスト内に保管されている値も、普通の変数などと全く同じ感覚で式の中などで利用できる
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今日で演算のお話が終了しましたので、明日は「文の書き方」について詳しく説明していきます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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