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【毎週日曜更新】本の要約・考察第52回~『Third Door 精神的資産の増やし方』~


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画像引用:https://amzn.to/37WnOkV

おはようございます。Shotaです。

今日は日曜日なので、本の要約・考察記事を書いていきます。今日取り上げる書籍は『Third Door』です。

はじめに

人生、ビジネス、成功はどれもナイトクラブのようなものです。常に3つのドアが用意されています。

  • ファーストドア:正面入口
  • セカンドドア:VIP専用
  • サードドア:行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越えた先にある(あまり目立っていないけど、実はぬるっと入れるドア)

本書では、著者の体験談を基にサードドアの見つけ方や考え方についてストーリー形式で書かれています。本記事で全部を紹介するのは困難なので、特に個人的に重要だと感じたポイントを4つに絞って紹介します。

  1. 行列から飛び出せ
  2. インサイドマンを見つけろ
  3. リスクを取れ
  4. 試行回数を増やせ

それぞれ順番に解説していきます。

行列から飛び出せ

これが本書の最も重要なテーマになります。成功したいなら、行列から飛び出さなければなりません。他の人と同じようなことをやってはいけません。

大半の人たちは直線の人生を送ります。大学に入ってインターンをやり、卒業して会社に入って昇進する。毎年の休暇のために貯金して、出世のために働き、一生を終える。彼らは直線の上を順番にゆっくりと、敷かれたレールの上を生きていきます。

しかし、成功者はそのような枠には収まりません。彼らは一足とびの人生を選びます。直線上を一歩ずつではなく、段階を飛ばして進んでいくのです。

成功したい、何か社会でめざましい業績を残したいなら、他の人と同じようなことはやっていけません。違うことをやることが大事です。

インサイドマンを見つけろ

次に重要なポイントはインサイドマン(内部の関係者)を見つけることです。簡単に言えば、自分がやりたいことについて詳しい人やそれを経験している人に出会うことを指します。

本書ではその具体的なエピソードとして、スピルバーグの話があります。彼はユニバーサルスタジオのバス見学ツアーに顧客として参加し、そのツアーバスから降りて建物の影に隠れました。そこで、職員のチャック・シルヴァーズと出会って仲良くなります。

そして彼は、シルヴァーズの指導のもとで短編映画を完成させました。その短編映画が職員を感動させ、彼はハリウッド史上最年少で大手スタジオの映画監督となりました。

このエピソードから、インサイドマンを見つけることの重要性がわかります。例えば、個人事業や独立に興味があるなら、実際に個人事業を経営している人に連絡を取ってみましょう。

リスクを取れ

3つ目の重要なポイントはリスクを取ることです。

真実は決して白か黒かで割り切れるものではありません。グレーな部分が結構あります。

リスクを取る際に難しいのは、取るかどうかの決断ではなく一艘するのかというタイミングの判断です。仕事を辞めるタイミングが本当に合っているかどうかなんてはっきりわかるはずがありません。それは、後で振り返ってみて始めてわかることです。

私達にできることは、できるだけ慎重に一歩を踏み出すことしかありません。

試行回数を増やせ

4つ目のポイントは試行回数を増やすことです。なにか新しい挑戦は一度きりで諦めてはいけません。

成功者は他の人が断念した後も続けられる人のことを指します。知性よりもコネクションよりも重要なことです。うまくいくまで試行回数を増やすしかありません。

戦い抜きましょう。もちろん、しんどい戦いになると思います。「無理だ」と言われることもあるかもしれません。それでも貫き通しましょう。

しかし、闇雲に頑張らず、ときには自分が遭遇している問題を別の角度から捉え直すことも大事です。そうすることで、画期的な解決策のヒントが浮かぶかもしれません。

まとめ

今回の記事では、世界的ベストセラー『Third Door』について解説しました。

成功したいなら正面から突破せず、裏道を駆け抜けることの重要性を強調してくれる画期的な一冊でした。

今回の記事はこれで終了です。

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