【毎週日曜更新】本の要約・考察第48回~『お金持ちになれる 黄金の羽根の拾い方』~
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おはようございます。Shotaです。
今日は日曜日なので、本の要約・考察記事を執筆していきます。
今回紹介する書籍は橘玲さんが執筆された『お金持ちになれる 黄金の羽根の拾い方』です。
「黄金の羽根」
本書のメインテーマである「黄金の羽根」とは一体何でしょうか?それは、日本の社会制度の歪みによって得られる利益のことを指します。それを手に入れるためには、自営業者(あるいは中小企業の経営者)になって「個人」と「法人」の二つの人格を使い分けることです。
どうしてこのようなことが考えられるのかというと、戦後の日本社会の様々な制度がサラリーマンや公務員を前提に作られているからです。その結果、サラリーマンではないひとたちを平等に扱うことができなくなってそこから制度の歪みが生じたのです。
地方都市の商店主や、地域に根ざした中小企業の経営者たちは特定郵便局や農協、医師会などと並んで政治家を支える上では非常に重要な役割を果たしています。彼らのために便宜を図ることが、すべての政治家にとって重要な関心事でした。そのため、収入や資産の多い少ないに関係なく自営業者や中小企業の経営者はすべて「社会的弱者」として優遇されることになったのです。
そこで、今回の記事では以下の2つのポイントに絞って解説を進めていきます。
- 世界に一つしかないお金持ちの方程式
- お金持ちになるための重要なポイント4選
世界に一つしかないお金持ちの方程式
人類の歴史に貨幣が登場して以来、お金持ちになる方法はたったの3つしかありません。さらには、その方法はたった一行の数式で表現できてしまいます。
資産形成 = (収入-支出)+ (資産✕運用利回り)
これは足し算と引き算だけでできた、小学生でも理解しやすい方程式です。しかし、驚くべきことに世界中の人々を虜にしてきた「お金持ちになりたい」という夢がこのたった一行で凝縮されています。
このことから、お金持ちになるためには以下の3つの方法しかありません。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
前提ではありますが、確実に金持ちになれる方法はこの世の中には存在しません。お金持ちの人が書いた「お金持ち本」は信頼できるとは限りません。なぜなら、そこに書かれているのは著者個人の体験でしかないからです。
しかし、お金持ちになるためには以下の方程式を覚えることが重要です。
資産形成 = (収入-支出)+ (資産✕運用利回り)
お金持ちになるための重要なポイント4選
次は、お金持ちになるための重要なポイントを4個に絞って解説していきます。
純利益の確保こそが重要
資産形成をするうえでいちばん大事なことは、純利益を確保することです。どんなに素晴らしい資産運用をしても、会社をリストラされて収入がなくなれば投資の元本を切り崩して生活せざるを得ません。
まずは安定した純利益を確保することから始めましょう。
確実に金持ちになれる方法は支出を減らすこと
誰もがキャリアを積んで、年収1000万円を超えるエリートサラリーマンになれるわけではありません。「自己投資」とよく言われますが、その投資の大半は無駄になるという現実があります。サラリーマンとして出世したり、ビジネスを立ち上げて成功したり、そういう理想像だけを追い求めて成功を手に入れる人は限られています。
当然ですが、誰もが確実に資産運用に成功するはずがありません。しかし、支出を減らすことは誰にでもできますし、それによって確実に家計の純利益は増大して資産が大きくなります。
まずは支出を減らすことから始めましょう。
家と生命保険は買うな
日本の生活における最大のコストは住居費です。賃貸であれば、不況で収入が減れば安い家に引っ越せば解決します。しかし、家をそのまま買ってしまうと住宅ローンを十年以上に渡って払わなければなりません。あと、急激なライフスタイルの変化に対応できなくなります。家は購入せず、住居は賃貸にしておきましょう。
あと、生命保険は買わないでください。すでに加入している人は解約するようにしましょう。
最速の資産形成法は税金を払わないこと
最も早く確実にお金持ちになれる方法は、自営業者になって所得に対して税金を払わないことです。
サラリーマンの場合、仮に1000万円の収入があっても税金や社会保険料を引かれた手取りは700万円程度です。それに対して自営業者の場合は、同じ1000万円の収入があれば国民保険と健康保険に若干の支払いをしたとしても、合法的にほぼ全額を可処分所得にできます。
税金を払わないことで経済的独立までにかかる時間を短縮できます。
まとめ:支出を減らして個人で事業を経営する
今回の記事では、橘玲さんが書かれた『お金持ちになれる 黄金の羽根の拾い方』を簡単に解説しました。本書は非常にわかりやすく、私が独立開業するきっかけを作るきっかけを作ってくれました。
私も本書を読んで、無駄な支出を極限まで減らしました。(コンビニでお菓子を買うことがしょっちゅうありましたので...)あと、節税の方法に興味を持って税金に関する書籍を自腹で買いました。
今回の記事はこれで終了です。