初心者向けにSQLiteを簡単に解説
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おはようございます。Shotaです。
今回の記事では、プログラミング初心者向けにSQLiteについて簡単に解説します。
重要な予備知識
本題に入る前に、次の言葉について軽く説明を入れます。
SQL(Structured Query Language
)
SQLとは、データベースを管理、操作するために使用されるデータベース言語を意味します。プログラミング言語とはまた別なので注意しましょう。
SQLは国際標準化機構で規格化されているので、MySQLやPostgreSQLなどの世界的に有名なデータベースで利用できます。
RDBMS(Relational DataBase Management System
)
RDBMSとは、リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアを意味します。リレーショナルデータベース(RDB)とは、データを表形式でまとめたデータベースを指します。あくまでデータベースの一種に過ぎません。
SQLiteとは
SQLiteはオープンソースでパブリックドメインの軽量なリレーショナルデータベースです。SQLと名前が似ているので、データベース言語だと思われる人も少なくないと思いますが、SQLiteはデータベースソフトウェアの一つです。
SQLiteはサーバにインストールするのではなく、既存のアプリケーションに組み込んで使います。
データベースとは、集めたデータに対して検索・挿入・更新・削除などを効率良くできるように整理されたものです。データベースは大規模なシステムで利用されるというイメージを持つ人も少なくありませんが、SQLiteはインストール不要で簡単にデータベースを作成できます。
SQLiteの特徴
パブリックドメイン
SQLiteはパブリックドメインなので、誰でもソースコードを自由に改変したり再利用したりできます。
軽量
SQLiteは軽量です。さらに、消費メモリも少ないので処理性能が低いデバイスでも使用できます。
マルチプラットフォーム
SQLiteはマルチプラットフォームという特徴があります。SQLiteは外部ライブラリへの依存性が低く、パソコンやサーバだけではなくスマホなど様々なOSに対応できます。
設定が不要
SQLiteは設定いらずで使えます。他のデータベースの場合、設定ファイルを準備したり、プロセスの起動や停止、データベースインスタンスの設定を操作する前に行う必要があります。
しかし、SQLiteはサーバのライブラリとして使えるので面倒な設定を行う必要はありません。
データ型を指定しない
SQLiteはデータ型を指定しないので、一つのColumn(列)に様々なデータ型の値を格納できます。
SQLiteのメリット・デメリット
メリット
SQLiteは無償で利用でき、かつ高速で動作するのが最大のメリットです。また、データを一つのファイルに格納できるので、バックアップを簡単に行うことができます。あと、SQLのデータベース言語を利用できるのもメリットと言えるでしょう。
それだけではありません。SQLiteで作られたデータベースは単一のファイルにまとめられ、利用者がメンテナンスを行う必要がないのもメリットです。
デメリット
しかし、SQLiteにもデメリットがあります。主に以下のようなものが挙げられます。
- パスワードがない
- 複数の同時書き込みがない
- 大規模開発に向いていない
これらの機能はSQLiteとは別でプログラムを書いて実装しなければなりません。
あと、SQLiteはサーバとしてではなくアプリケーションに組み込んで利用される軽量のデータベースです。個人開発や小規模の開発には向いていますが、大規模開発には適さないので注意しましょう。
SQLiteの基本的なコマンド
▼インストール
sudo port install sqlite3
▼接続
sqlite3 test.sqlite3
▼終了
sqlite> .exit
▼データベース一覧の表示
sqlite> .databases
まとめ
今回の記事では、SQLiteについて詳細に徹底解説しました。
今回の記事を参考に、SQLiteについてより理解を深めていただければ幸いです。今回の記事はこれで終了です。