【毎週日曜更新】本の要約・考察第46回~『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』~
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おはようございます。Shotaです。
今回の記事では、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を簡単に解説しました。
はじめに
皆さんは、本あるいはネット記事を通して「文章」に触れたことはありますか?
文章には書き手の個性が強く出ることもあって、書く技術は職人的なものだと思われがちです。しかし、実際には小説家たちの個性的な文章ではなく「共通のノウハウ」は意外に多いです。
今回取り上げる書籍では、文章の基本的な書き方を中心に解説しています。全部を取り上げるのは非常に難しいので、個人的に重要だと思ったポイントを3個に絞って解説していきます。
それでは早速、本題に入りましょう。
文章が上手になるポイント 3選
今回の記事で取り上げるポイントは以下の3つです。
✅文章はシンプルにする ✅伝わる文章の型 ✅接続詞は正しく使う
それぞれ順番に解説していきます。
文章はシンプルにする
まず最初のポイントは、「文章はシンプルにする」ことです。
文章をシンプルに書くメリットには、主に以下のようなメリットがあります。
* 内容が伝わりやすくなる * リズムが良くなる
無駄のない文章は読み手の負担を減らし、内容の理解を促します。情報や言葉を思い切って削ると、
✅主語と述語が近くなるので、事実関係がはっきりする
✅書き手の主張がはっきりする
このようなメリットがあります。
このルールを守るために必要なことは次の3つです。
🔴余計な言葉を削る。特に、主語や形容詞、「~という」「~ような」は不要。
🔴一文の長さは60文字以内。
🔴ワンセンテンス・ワンメッセージ(一文に一つの情報を乗せる)
これらのことを踏まえて、自分が書く文章をシンプルに仕上げましょう。
伝わる文章の型
2つ目は、「伝わる文章の型」です。
文章を決まった型に当てはめることで、
どの内容をどの順番で書けばいいのか迷わない
書くスピードが速くなる
文章の流れが良くなる
情報の過不足がなくなる
結論がはっきりする
論理展開が破綻しづらい
このようなメリットがあります。
本書では、説得力を高める文章の書き方が数多く書かれています。しかし、全部を紹介するのは難しいので個人的に重要だと感じたポイントを一つ紹介します。それは、PREP法です。
「PREP」は「Point, Reason, Example, Point」の略です。言い換えれば、文章の全体の構造を「結論→理由→具体例→結論」の順番で書いていくのが「PREP法」になります。
PREP法は
「結論を2回書く」
「根拠を明確にして主張を裏付ける」
この2つの方法を実践するので、文章全体に説得が生まれやすいです。
「結論→理由→具体例→結論」の順番で書いていくと、読み手の理解・納得。共感を生み出すことができます。
接続詞を正しく使う
3つ目のポイントは、接続詞を正しく使うことです。接続詞は、「文と文をつなぐ言葉」のことを指します。接続詞を正しく使うと、前の文と後ろの文の関係性がはっきりして文意を理解しやすくなります。
文章は文と文がつながったものです。「文A」と「文B」をつなげる際、接続詞を入れることで2つの文の関係性を明確にできます。
ただし、接続詞は「使いすぎ」も「使わなさすぎ」も両方ダメです。本書では接続詞に関しては以下のようなルールを設定しています。
● なくても意味が通じる場合は削除する
● 「だから」、「それで」の接続詞はなくても良い場合がある
● 「しかし」、「ところが」のような逆接の接続詞はあったほうが文意が伝わりやすい場合がある
● 論文では、接続詞が多くなっても大丈夫。論文は「論理展開を正しく読者に伝えること」が目的なので、必要なところにはしっかり入れる
まとめ:接続詞はあったほうが伝わりやすいが、助詞「が」はあまり使わないほうがいい
今回の記事では、良い文章の書き方を具体的に示した名著『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』を詳細に解説しました。
本記事のポイントをまとめると、
✅文章はシンプルに書く ✅伝わる文章には型がある ✅接続詞を正しく使う
このようになります。
最後に個人的な補足を入れて今回の記事を締めくくりたいと思います。それは、接続詞はあったほうが伝わりやすいです。
本書では接続詞に関しては賛否両論ありますが、私は接続詞はあったほうが伝わりやすいと思います。それは、接続詞を入れたほうが文章の論理構成を理解しやすいからです。接続詞は文と文を繋ぐ役割があるので、それを活用することで読み手に文意を伝えやすくできると思うからです。
しかし、接続詞ではありませんが、接続助詞「が」はあまり使わないほうがいいと思います。理由は、「が」は順接や逆接両方とも解釈できるので、文意が伝わりづらい側面があるからです。
本書を参考にして、私のブログの文章を見直してより良い文章に推敲する練習を積極的にやってみようと思いました。
今回の記事はこれで終了です。
【参考図書】