コーディングを初心者向けに徹底解説
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おはようございます。Shotaです。
❓「コーディングとプログラミングの違いはなんですか?」
このように質問されて答えられる人はそう多くないでしょう。
そこで今回は、プログラミング初心者向けにコーディングとは何か、プログラミングとの違いを解説します。
また、コーディングを学ぶ方法やスキルアップのコツなども合わせて紹介します。
コーディングとは?
コーディング(Coding)とは、「プログラミング言語を用いてソースコードを作成すること」を指すIT用語です。具体例を挙げると以下のとおりです。
ちなみに、HTMLはマークアップ言語、SQLはデータベース言語であり厳密に言えばプログラミング言語ではありません。しかし、コードを記述するという点でプログラミング言語と共通しています。
そのため、コンピュータ言語の種類に関係なくソースコードを作成することそのものを総称してCodingと呼ぶのが一般的です。
コーディングとプログラミングの違い
プログラミングとは、「コンピュータが理解できる言葉を使ってプログラムを作成する作業そのもの」を指すIT用語です。
ここで、Webサイトの制作過程を簡単に説明すると以下の手順を踏みます。
①Webサイトの設計書を作る
②設計書をもとにソースコードを作成する
③ソースコードをテストする
④バグを発見した場合は再修正する
⑤再テスト
⑥プログラム完成
このうち、プログラミングは①~⑥のすべての工程に該当し、コーディングはソースコードの作成に関わる②~⑤に該当します。
したがって、コーディングはプログラミングを構成する要素の一つとして認識しておきましょう。
コーディングに必要な知識・スキル
コーディングに必要な知識やスキルを6つ紹介します。
プログラミング言語の基本的な知識
1つ目は、プログラミング言語の基本的な知識です。
Webサイトを作るなら「HTML/CSS/JavaScript」、iOSを開発したいなら「Swift」というように、作りたいものによって選択するプログラミング言語は変わります。
また、プログラミング言語は1から10まで覚える必要はなく、基本構文にとどめて後は作りながらなれていくのがセオリーです。
開発環境の構築・操作スキル
2つ目は、開発環境の構築・操作スキルです。
初心者にとってプログラミング言語の開発環境の構築は難しいイメージですが、必要なソフトウェア群がパッケージ化されたIDE(統合開発環境)を使えば、構築そのものは難しくありません。
それだけではなく、IDEには開発者をサポートする保管機能やプラグインが備わっており、コーディングの生産性を飛躍的に向上できます。
コーディング規約・ルールに関する知識
3つ目は、コーディング規約・ルールに関する知識です。
例えば、句読点が一つもない、段落分けが一切ない文章を読むのは非常に困難でしょう。
これと同様に、コーディングにおいても規約やルールが有り、それらを理解した上でソースコードに落とし込むのが鉄則です。
規約やルールを遵守することで、他の人がソースコードを見た時にひと目で内容を理解できる、バグの早期発見につながる、メンテナンスの負担を軽くできるなどのメリットがあります。
バージョン管理システムの操作スキル
4つ目は、バージョン管理システムの操作スキルです。
バージョン管理システムとは、コンピュータ上にあるソースコードやドキュメントファイルなどの変更履歴を管理するシステムを指します。
変更履歴を管理すると、一つのファイルを複数人で編集した際にファイルの競合を防いだり、過去バージョンに戻すなどの作業ができます。
バージョン管理システムで代表的なものは「Git」があります。
ソースコードは、バージョン管理システムで記録するのが大前提なので、基本的な操作方法は絶対に理解しておきましょう。
タイピングスキル
5つ目は、パソコンのタイピングスキルです。
コーディングを効率良く行うには、ある程度のタイピングスピードが求められます。ただし、タッチタイピングまでのスキルは必要ありません。
あくまで快適にコーディングできる範囲のタイピングスキルがあればよいです。タイピングの練習には、楽しく勉強できる無料のタイピングゲームがおすすめです。
CMSに関する知識
CMSとは「Content Management System」の略称で、これを日本語に訳すと「コンテンツ管理システム」と呼ばれるWebサイトの作成・管理を支援するツールを指します。
最も有名なCMSは、オープンソースのWeb制作ツールである「WordPress」です。
CMSに関する知識は、コーディングにおいて必ずしも必要というわけではありません。
個人ブログの作成やWeb制作の案件を受注する際には、必要最低限の知識としてWordPressの操作スキルを習得しておくべきでしょう。
コーディングスキルを高めるうえで必要なこと
コーディングスキルを高める上で必要なことを5つ紹介します。
ソースコードを共有・公開する
1つ目は、ソースコードを共有・公開することです。
共有・公開により、世界中のエンジニアと情報共有できる、フィードバックをもらえる、コミュニティ形成などの機会を得られるでしょう。
しかし、情報セキュリティの観点から、参考元のソースコードをそのまま公開する、個人情報を含んでいるソースコードを公開するというような行為は絶対にやらないように注意してください。
周辺スキルを習得する
2つ目は、コーディングに付随する周辺スキルを習得することです。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
周辺スキルを習得すると、多角的な視野で効率の良いコーディングができるので成長スピードも上がるでしょう。
勉強会やセミナーに参加する
3つ目は、勉強会やセミナーに参加することです。
イベントに参加することで、最新の技術トレンドに触れられる、人脈づくりにつながる、学習意欲の向上などに繋がります。
また、プレゼンやLT(ライトニングトーク)などのスピーカー側に立つと、プログラマーとしての自信もついてより成長を感じられるはずです。
質問サイトにQ&Aを公開する
4つ目は、質問サイトにQ&Aを投稿することです。
質問サイトを活用することで、疑問点を早期に解決できる、足りない知識を補える、独学の自走力が身につくなどのメリットを得られます。
また、回答側に立つことで知識の整理や小さな成功体験の積み重ねによる学習意欲の底上げにも繋がります。
コーディングの案件を受注する
5つ目は、コーディングの案件を受注することです。
より実践的なスキルを身につけるなら、クラウドソーシングでWebデザインやWebサイトの制作案件を獲得するのもいいでしょう。案件を獲得できれば、コーディングスキルを生かした在宅ワークや副業につながるはずです。
コーディング関連の案件を探すには、初心者は「クラウドワークス」や「ランサーズ」から始めてみるといいでしょう。
まとめ
今日の記事では、コーディングとは何か、プログラミングとの違い、コーディングを学ぶ方法やスキルアップの方法を解説しました。
要は、コーディングとは「コンピュータが理解できる言葉を使ってプログラムを作成する作業全般」を意味するIT用語です。
興味関心があれば、コーディングを通してプログラミング学習を始めてみましょう。
今日の記事はこれで終了です。
【参考サイト】