【毎週日曜更新】本の要約・考察第17回~『DIE WITH ZERO』~
スポンサードリンク
おはようございます、Shotaです。
今日は日曜日ということで、本の要約・考察の記事を書いていきます。今日紹介する本は『DIE WITH ZERO』という本です。
本書のキーメッセージは「ゼロで死ぬ」です。人生において大切なのは富の最大化ではなく、経験の最大化であることを筆者は強調しています。そして、喜びを先延ばしにするのではなく、今しかできないことにお金を注ぎ込み、人生を豊かにするべきだと主張しております。
新型コロナウイルスの影響もあって先が見通せなくなっている今だからこそ、「人生とはなにか」「どうしたら幸せになるのか」について真剣に振り返るにはうってつけの一冊になっております。
今日の記事では特に押さえておきたいポイントを3つに絞って解説していきます!
それでは本題に入りましょう。
【目次】
「今しかできないこと」に投資する
私たちは、まるで世界が永遠に続くかのような感覚で生きています。しかし、残念なことに私たちは喜びを先送りしています。手遅れになるまでやりたいことを我慢し、ただ単に金を節約していきます。
そこで、本書では「今しかできないことにお金を使う」という信条を掲げています。
お金を無駄にするのを恐れて機会を逃すのはナンセンスです。お金を浪費することより、人生を無駄にすることのほうが大きな問題であると本書では記されています。大事なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知ってその経験に惜しまないでお金を投資することです。
節約ばかりしすぎていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失います。
本書では最大限に人生を楽しむ方法を「自分の経験を最大化すること」だと説いています。経験を最大化するために必要なことは、自分の人生で何を経験したいかを真面目に考えることです。とにかく、有意義で思い出に残るという観点から、一度きりの人生で本当に何がしたいのかを考えてみましょう。
人生最後の日を意識する
この章は自己啓発本の王様である『7つの習慣』の第三の習慣「終わりを思い描く」にかなり共通していると思います。
自分の人生最後の日までを予想するのは面白くないことかもしれません。しかし、たとえそれが面白くなくても自分が後どれくらい生きるかを真剣に考えることには価値があります。自分がいつ死ぬかを想像すらしていなければ、適切な判断がしにくくなるからです。
自分の寿命をおおよそでも予想しておくだけで、これからの人生でどれだけ稼ぎ、溜めて使うかについてはるかに良い決断ができるようになります。
自分の寿命に意識的になることは、これからの人生でどうすればお金を最適に使えるかを考える最初のステップなのです。
人生において、時間やエネルギーは有限です。その有限の資源をどう使うべきか、私たちはもっと真剣に考えなければなりません。それが、人生を最大限に豊かにすることに関係していきます。
年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する
人生において様々な経験を選ぶ際には、その時の年齢と健康状態を考慮すべきです。さらに、体力だけではなくお金のことも考えなければなりません。端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに、お金を使ったほうがいいです。なぜなら、お金から価値を引き出す能力は年齢とともに低下していくからです。
お金の価値は年齢とともに変化します。20代も後半に差し掛かると、健康はゆっくりと衰え始めます。それに応じて、お金から価値を引き出す能力も徐々にゆっくりと下がってしまいます。
経験を楽しむ能力が年齢によって変わってくるなら、能力が高いうちにたくさんお金を使うのは合理的です。
あと、若い頃に健康に投資をするほうが人生全体の充実度は大きく高まります。将来、自分が享受できる経験を増やすためには、自分の食生活や運動する機会には惜しみなく投資をしましょう。そうすれば、人生で体験できる経験の数を増やすことができ、より充実した人生を送ることができます。
まとめ:私達ができること――いつ死ぬかはわからないが、生き様で後悔しない人生を送ろう
今日は『DIE WITH ZERO』について簡単に解説しました。今日の話の要点をまとめると、以下のようになります。
- 「今しかできないこと」にお金を使う
- 人生最後の日を意識する
- 年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する
最後に補足を入れて話すと、「生き様で後悔しない人生を送る」ことが個人的には重要だと感じました。
「死ぬときのことはわからんけど、生き様では後悔したくない」
これは集英社の人気漫画である『呪術廻戦』の主人公である虎杖悠仁(いたどりゆうじ)の名言です。
本書でも取り上げられているように、「死」はいつ私たちに襲いかかってくるのかわかりません。しかし、人間の命は永遠ではないのでいつか必ず死ぬことは明白です。
私たちはいつどのように死ぬかはわかりません。しかし、『呪術廻戦』の虎杖の名言で取り上げられているように、「生き様」を決めることはできると思います。
いつか来る「死」という場面に遭遇したときに後悔しないようにするために私達ができることは、今の人生を精一杯生きてたくさんの思い出や経験を作ることだと考えます。
今日の記事はこれで以上です。
【参考図書】