APIって何?:今さら聞けないIT用語
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おはようございます。Shotaです。
Webに関わっていると、「API」という言葉を聞くことがあると思います。また、開発の現場などでエンジニア同士の会話を聞くとよく使われる言葉だったりします。
ところが、IT業界に疎い人からAPIの意味を教えて下さいと真顔で問い詰められたら答えにくいと思う人もいるのではないでしょうか?
そこで、今日の記事ではAPIについて徹底的に解説します。
【目次】
APIとは
APIとは、「Application Programming Interface」の頭文字です。APIとはアプリケーションやソフトウェアなどの一部を外部に向けて公開することで、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにしてくれるものです。言い換えれば、異なるソフトウェアやサービス感で認証機能を共有したり、チャット機能を共有したりすることができます。
APIを公開するとは、簡単に言えばソフトウェアにAPIという外部とやり取りする窓口を作って外部アプリとコミュニケーションができる状態にしておくということです。
アプリ同士をつなげることで、機能性を拡張させて誰でも使えるように便利なものにしていくのがAPIの目的です。
APIを使うメリット
APIを使うメリットは5つあります。
- より多くの新しいサービスと開発できる
- データを二次利用できる
- 効率的に開発できる
- サービス利用者の利便性が上がる
- セキュリティの向上
自社サービスの機能ををAPIとして公開することで、似たような特徴を持ったサービスを開発しやすくなります。これを応用して、ある機能に特化させたり、さらに使いやすくするために一部の機能だけを改良することも可能です。
それだけではありません。作りたい機能がすでにAPIとして公開されているなら似たようなプログラムを一から作る必要がありません。それによって、開発時間を大幅に削減できます。
このようにAPIを使うことで、アプリケーションやサービスを利用するユーザの利便性を向上させられます。
APIの使い方
①アプリをAPIサイトに登録する
最初に、APIを提供している企業の専用サイトにアクセスをして自分のアプリケーションの情報を登録します。
登録する内容は以下の通りです。
- アプリ名
- アプリケーションのドメイン
これらの情報を登録することで、アクセス元のアプリケーションを判断できるようになり、連携できるようになります。
②APIキーとシークレットを取得する
APIは誰でも自由に使えますが、データも扱うことができます。そのため、セキュリティに注意する必要があります。
そこで用意されているものが、「APIキー」と「シークレット」と呼ばれるものです。メールアドレスとパスワードの組み合わせのようなもので、APIを使うときには必ず必要になります。
③アプリに設定して完了
取得した「APIキー」と「シークレット」をアプリ側に設定します。これで、外部から勝手に利用されることがなくなります。これでAPIを使う準備は整いました。
④リファレンスを見ながら実装する
準備が終了したら、後はAPIのリファレンスを見ながら機能の使い方を覚えるだけです。実際にコードを書いてみて、APIを利用すると便利さを体感できます。
APIの活用事例
ここではイメージしやすいように実際に使われているAPIの実例を利用します。
Facebook API
Facebook APIを使っている有名なサービスに、Instagramがあります。Instagramはこれを使っているので、Facebookアカウントで登録できてすぐに利用できます。
APIを使うことで、簡単にアプリケーション同士で連携できるようになります。APIを利用することで、アイディアや工夫次第で便利な新しいサービスを作ることができます。
LINE API
LINEには、次のようなAPIがあります。
- チャットボットの開発
- LINEログイン機能
- 音声アシスタントの開発
- LINE決済機能
このように、LINEはWeb開発に使えるものではなくIoT開発など幅広い機能を公開しています。
YouTube API
YouTube APIは、動画のパフォーマンスを高めるための分析ができるようになる機能が追加できます。
- 動画の効果測定ができる
- 動画の制御ができる
- チャネルのデータを一括取得できる
YouTubeで集客を考えている人は、このような分析ができると他の競合と差をつけることができます。
まとめ
本日の記事では、APIについて解説してきました。いかがだったでしょうか?
APIは実際に開発で使うことで便利さを体験することができます。簡単に使えますので、一つ使ってみると大体の特徴と使い方のコツが掴めるようになります。
ぜひAPIをフル活用して便利なサービスを作ってみましょう。
【参考サイト】