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【毎週日曜投稿】本の要約・考察第11回 ~『News Diet』~


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おはようございます。Shotaです。今日は日曜日なので、本の要約・考察を書いていきます。今日紹介する本はロルフ・ドベリさんが書かれた『News Diet』です。

今回の記事では、紹介する本の要約を手短に説明した後に考察を軽く解説していこうと思います。

【目次】

本の要点

ニュースは自分の影響力の外側にある

伝説の投資家であるウォーレン・バフェットは「能力の輪」という素晴らしい概念を使って次のように説明しています。

人は、「能力の輪」の内側にあるものには習熟できるが輪の外側にあるものは理解できないか、ほんの一部しか理解できない。


バフェットは自分の「能力の輪」の境界を明確にすることを彼の人生訓にしています。「能力の輪」は、言い換えれば自身の影響力がある範囲と言ってもいいでしょう。自分の「能力の輪」に一貫してピントを合わせていれば、時間を大幅に節約できます。「能力の輪」の境界が明確になっていれば、注意を向けるべきものとそうではないものをその都度見極めなくて済むようになる。

同じことはメディアが発信する情報の選別にも大いに当てはまります。自分の能力の輪を知ることで、価値のある情報源と価値のない情報源を切り離す道具やメスが手に入ります。

言い換えれば、「能力の輪」の中にある情報がどれも価値がある一方で、「能力の輪」の外側にある情報はすべて無視しても構わないということになります。「能力の輪」の外側にある情報を消費するのは時間の無駄になるだけではなく、あなたの集中力を下げる原因に繋がります。

ニュースの情報は大半の人にとって「能力の輪」の外側にあります。

ニュースは「時間の無駄」

ニュースを消費することは時間の浪費に繋がります。著者は以下の3つの観点で「時間の無駄」ということを主張しております。

  • ニュースの消費そのものに時間がかかる点
  • ニュースによってそれた注意をもとに戻すには時間がかかる点
  • ニュースを消費した後、注意力がかなり下がってしまう点

著者は時間の余裕を生み出す上でいちばん重要なことは、「ニュースを消費することをやめること」だと結論づけています。


本の考察

情報がネット上で無数ある社会で生きるために必要な考え――「自分がコントロールできることや大事なことを明確にする」

今日紹介した本である『News Diet』のサブタイトルは「情報があふれる世界でよりよく生きる方法」です。

今はインターネット上で誰もが簡単に情報にアクセスできる時代です。その中には、私たちにとってどうでもいい情報が必ずあります。自分にとってどうでもいい情報を見抜くためには、まずは自分のコントロールできることや自分にとって大事なことを明確にする必要があります。そうすることで、「どうでもいい情報」の誘惑を絶つことができます。

私の場合は、Pythonや自分が読んだ本に関するブログは精読しますが、それ以外の情報は頭に入れないことを徹底しています。なぜならPythonが私の今後の人生においていちばん重要な物事だから。

「ニュース」を見ないようにする環境作り

今日紹介した本の具体的なアクションプランとして書かれている「ニュースを絶つこと」に必要なことは、「ニュースが自分の視野に入らない仕組みをつくること」です。まずは、あなたがいつも使うパソコンやスマホを「ニュースが見れない」仕組みにすることが大事です。

私の場合はブラウザの最初のページを「ウィキペディア」にしています。そうすることで、どうでもいいニュースの情報を強制的にシャットダウンしています。

何でもいいので、まずは「自分の視界からニュースをなくす仕組み」をつくることから始めてみてはどうでしょうか。


まとめ

【本日のまとめ】

《本の要点》

  • ニュースは自分の影響力の外側にある。「能力の輪」を明確にすることで、どうでもいいニュースの情報をシャットアウトできる。
  • ニュースを消費することそのものが時間の無駄である。

《考察》

  • 情報がネット上で無数ある社会にするためには、自分でコントロールできることや大事なことを明確にすること
  • 「ニュースを絶つ」ために最初にすることは「ニュースを見ることができない仕組み」をつくること

【参考書籍】

www.amazon.co.jp