【毎週日曜投稿】本の要約・考察第10回 ~『GAFA 四騎士が創り変えた世界』~
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おはようございます!Shotaです。本ブログで書籍を解説するのも本日で10回となりました・
今日は日曜日ということで、有名書籍の解説を始めていきます。今日紹介する本は、12万部超えのベストセラー『GAFA 四騎士が創り変えた世界』です。
この本はめちゃくちゃ面白いです。文章が読みやすく、かつ具体的なアクションプランに落とし込んでいるので次に私たちがどうすればいいのかという指針が的確に書かれているのが推しポイントです。
さすがにほんの全部を紹介することはできないので、今回のブログでは特に印象に残った内容をピックアップして伝えていきます。
【目次】
はじめに――GAFAとは何か
テクノロジー業界の四強と言えば、誰もがGoogle、Apple、Facebook、Amazonを思い浮かべるでしょう。これらの巨大企業は過去20年にわたって、歴史上かつてないほどの喜びや人間同士のつながり、あるいは経済的な繁栄や発明を私たちにもたらしてくれました。
これら四強企業は「GAFA」と呼ばれ、何十億の私たちの日常生活の基盤となっています。本書ではこの四強企業を「四騎士」という言葉で表現しています。
四騎士はビジネスや社会、地球に極めて多大な影響を与えています。四騎士はどのように生まれてきたのでしょうか?それを知ることこそが、今後のデジタル時代のビジネスと価値の創造を理解するカギとなります。
今回の記事では、その強みをベースに作られた「神話」を指摘します。そしてこれらの企業が成長と利益のために人間の本能をどのように利用しているかを説明します。
四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
もうタイトルで強大なインパクトがありますね。ここでは、四騎士に共通する8つの要素が列挙されております。全部を列挙することはできないので、その中でも特に印象に残った4つの要素を書き出します。
商品の差別化
かつて小売業の世界で株主が価値を築くための大きな強みは、場所そのものでした。人々が近所よりも遠くの店に出かける機会はそこまでありませんでした。鉄道が発達して、消費者は大量生産されて価格が下がった様々な製品を運ぶ機会を得ました。そこから強力なブランドが生まれたのです。
ビジョンへの投資
四騎士の高い競争力の第二の要素は、安い資本を収集する力です。それには理解社水ビジョンが必要です。例えば、Googleのビジョンは「地球上の情報を整理する」です。Facebookのビジョンは「世界をつなぐ」です。これらはシンプルで説得力があり、株を買いたくなりますよね。
好感度
ビジネスの世界に規制はつきものです。企業の成長には、政府、独自の監視集団、そしてメディアが大きな影響を与えています。そのため、大きく成功するためには企業が良き存在、よき市民であり、国や国民、従業員、製品を調達するサプライチェーンに関わる人々に配慮しているとみなされる必要があります。
「イメージ」はとても重要です。外からどう見えるかが会社の現実そのものです。そうなると好感度が高まり、可愛げのある存在になることが重要です。
企業の好感度が低いと、筋の通らない理由で反プライバシー保護の取り締まり対象に選ばれやすくなり、素早く行政介入が行われてしまいます。
四騎士は誰にとっても親しみやすいイメージがあります。
地の利
場所は重要です。四騎士がある企業は、ほぼ例外なく世界的な技術系あるいは工学系の大学に自転車で通学できる距離にあります。優秀な人材を集めるためには、優秀な人材が集う場所(例えば、世界のエリート大学)の付近に企業の本部をおかなければなりません。
土地の力を利用することは意外と重要な要素の一つと言っても過言ではありません。
GAFA「以後」の世界で生きるための武器
このチャプターではGAFAが世界を牛耳っている時代での具体的なアクションプランを説明します。全部を紹介することはできないので、特に印象に残った2つの要素を書き出します。
何かを成し遂げた経験を作る
まずは、何でもいいので「何かを成し遂げた経験」すなわち「業績」を一つ作りましょう。何かを成し遂げた経験というのは、何度でも繰り返せる習慣です。
何かを成し遂げた経験を作るためには、まず競争に参加する必要があります。時には失敗の屈辱に耐えなければなりません。それでこそ何かを成し遂げられます。競争には勇敢さと行動する勇気が必要です。
業績を何でもいいので一つ作りましょう。私の場合は「PythonのFlaskを使って簡単なウェブアプリケーションを作ったこと」です。(リリースはまだしていない)
平均に回帰する
これだけ説明しても全く意味がわからないと思います。言い換えれば、「大勝利を収めても驕ることなく、しばらくリスクを避けた安全策を取れ」ということです。
例えば、あなたが経営している会社が一部上場したことを想定しましょう。その際に出た利益を海外旅行やパーティなどで浪費するな、ということです。
一方で、仮に打ちのめされたとしても、あなたはその時世間が思っているほど間抜けではないということもわかってほしいです。打ちのめされた時、大事なのは再チャレンジすることです。
一番言いたいことは、しばらくはリスクを避けた行動を取るということです。
まとめ
【本日のまとめ】
《世界を作り上げた四騎士》
- 商品の差別化
- ビジョンへの投資
- 好感度
- 地の利
《GAFA以後の世界で生きるための武器》
- 「何かを成し遂げた経験」を作る
- 平均に回帰する
【参考図書】
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 | スコット・ギャロウェイ, 渡会 圭子 | 工学 | Kindleストア | Amazon