Re:ゼロから始める文系プログラマ

未経験がプログラミングを通して人生を変える

【Python・関数】~組み込み関数~


スポンサードリンク
 

f:id:ShotaNukumizu_1000:20210405111435p:plain

おはようございます!Shotaです。今日も早速、Pythonに関する記事を書いていきましょう!今日も引き続き関数について説明します。今日は「組み込み関数」に関する記事を書いてきます!

余談を挟みますが、本日で30本目の記事となります!(つまり、ブログの毎日更新を継続して1ヶ月が経過...!) 

 

【目次】

 

組み込み関数

 Pythonには多くの関数がありますが、その中でも重要で汎用性の高いものは組み込み関数と言っていつでも実行できるようになっています。

組み込み関数の代表例は、何と言っても「print関数」でしょうか。printは、各種の値をコンソールに出力するもので、以下のように利用します。

 

print(値)

 

ちなみにprint関数の引数は、何を入れても問題ありません。

 

キーワード引数

print関数の引数は、実は一つだけではありません。その他にもいくつかの関数が用意されています。以下のように整理しましょう。

 

print(値, end='\n', file=sys.stdout, flush=False)

 

《用意されている引数》 

end= '\n'

出力された値の最後につける値です。デフォルトでは「\n」が設定されています。これは改行を表す記号です。

 

file=sys.stdout

出力先のファイルを指定します。sys.stdoutは標準出力と呼ばれるものです。(コマンドプロンプトに出力されるのはそのため)個々にファイル名を指定して、ファイルに出力できます。

 

flush=False

バッファ(値を一時的に保管するもの)に保存されるか、強制的にフラッシュ(アニメーションやグラフィックスを一時的に表示する)されるか。デフォルトはバッファされます。

 

最初の値以外は、すべて「〇〇=値」という形で記述されます。この「〇〇」はキーワードと呼ばれます。キーワードに値が指定されている引数は省略できます。(ここでは、fileとflushの変数はprint関数内に書く必要はない、ということ)

このように、キーワードのついた変数はキーワード変数と呼ばれます。

 

キーワード変数の働きを利用して、例えばprintで複数の値を繋げて出力することも出来ます。

printは、そのまま連続して値を出力すると必ず改行して表示します。これはendキーワードに改行コード「\n」がデフォルトで設定されていたからです。これを利用すれば、改行せずに連続して値を出力できます。

 

#改行しないprint関数の例
data = [x for x in range(1,51) if x % 10 == 0]
total = 0
for n in data:
    print(n, end='+')
    total += n
else:
    print('...=', end=' ')
print(total)

 

▼実行結果 

f:id:ShotaNukumizu_1000:20210428093911p:plain

 

forでリストの値を順番に出力していますが、改行されずに一続きに出力されていることがわかります。こんな出力もendキーワード引数を用いて記述できます。

 

入力関数input

 値の出力だけではなく、入力のための「input関数」も存在します。

「input」は、戻り値を持つ関数です。引数に指定した値をコマンドプロンプトに出力し、ユーザからの入力を待機します。

ユーザがテキストを入力し、エンターキーを押すと、入力内容を受け取って戻り地として返します。この値を変数などにいれて利用していきましょう。

 

#input関数の例
number = int(input('整数を入力:'))
total = 0
for n in range(number):
    total += n
else:
    total += number

print(f'{number}までの合計:{total}')

 

実行してみると、「整数を入力:」と表示されて入力街の状態になります。Enterキーを入力すると、ゼロからその値までの合計を計算して表示します。

 

▼実行結果

f:id:ShotaNukumizu_1000:20210428094930p:plain

 

たとえば、「167」と出力すると、このように結果を出力できます。ただし、input関数で数字を入力するときは必ずキャスト(データの方を変更)することを忘れないようにして下さい。

 

主な組み込み関数

ここでは、特にPythonでっよく使われる組み込み関数を5つ紹介します。

 

abs

数値の絶対値を返します。「abs(数値)」

 

any

コンテナから任意の値を取り出します。ランダムに値を出力したい時に利用します。「any(コンテナ)」

 

eval

 引数に文字列として用意したPythonの文を実行します。「eval(文字列)」

 

sum

リストなどのコンテナの中に保管されている値の合計を出力します。「sum(コンテナ)」

 

round

小数点以下の値を丸めて整数値にします。基本的には四捨五入と同じような働きをします。「round(実数)」

 

まとめ

【本日のまとめ】

  • Pythonには、デフォルトで用意されている組み込み関数が存在する
  • キーワード引数は、キーワードで値を設定できる
  • ユーザからの入力は関数inputを利用する。入力した値は文字列として出力される。 

 

 

本ブログでは、こんな感じでPythonにまつわる情報や基本的な知識、Pythonの操作方法やニュースをたくさん紹介していきます。毎週日曜日に、普段とは趣向を変えて有名な自己啓発本・ビジネス書を要約・考察するブログを書いていきます。

この記事がいいと思った人はSNSにシェアしてくれると非常に嬉しいです!

明日は先日出したブログの問題の解答について解説していきます。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

【参考図書】

gihyo.jp