【毎週日曜更新】本の要約・考察第13回~『お金の教科書』~
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おはようございます。Shotaです。今日は日曜日なので、本の要約・考察をしていきます。
今日は『アメリカの高校生が学んでいる お金の教科書』を紹介します。
本書は「株の取引」とか「チャートの読み方」のような具体的なお金の増やし方を教えてくれる本ではありません。
「貯金」「教育」のような、これから私たちが生きていく上でかならず役に立つお金の教養について詳しく書いてあります。
内容がボリューミーなので、理解するのに時間がかかります。今日の記事では全部を掲載することはできませんが、特に印象に残ったことを２つにまとめて解説していきます。
- お金の計画の基本
- 金融詐欺の基本
この２つについて解説していきます。
【目次】
お金の計画の基本
そもそもお金とはなにか
本書では、「お金の役割」を３つに分けて紹介しています。
- 交換手段：欲しい物や必要なものを手に入れる手段。
- 価値の保存：後で使うために「貯める」。
- 価値の尺度：ものやサービスの価値をお金で表現。
一生お金に困らない生き方
お金の計画とは、人生の中でお金に関する要素をピックアップして具体的な戦略を立てていくことです。
お金の計画は、できれば紙に書いたほうがいいです。自分の目に見える形で保存することで自分にとって本当に必要なものが明確になるからです。お金について考えて、お金をやりくりしていくプロセスを経て自分にあった計画を完成することができます。
金融詐欺の基本――脅威から自分のお金を守ろう
いつでも誰かが、私たちのお金を自分のものにしようとしています。しかし、大抵の場合はそれは犯罪ではありません。何かを販売している店はすべて私たちのお金を自分のものにしようとしていますが、買うかどうかは私たちが決めることができます。あなたがお金を払って商品やサービスを買うのは、その金額よりも商品やサービスのほうが価値があると考えたからです。こうすることで、売り手と書いての双方がハッピーになれます。
ところが、中にはこのルールを守らない人もいます。彼らは嘘をついてあなたからお金を奪おうとします。これを意図的、かつ組織的に行うのが「詐欺」です。
詐欺の被害を確実に避けられる方法は存在しません。とは言っても、よくある詐欺の手口を知っておけばいざという時に自分を守ることができるようになります。
「必ず儲かる投資」のウソ――「ピラミッドスキーム」
「ピラミッドスキーム」とは、いわゆるネズミ講のようなものです。「絶対に儲かる投資がある」とうたって会員を集めて、会員の出資金を更に古い会員に支払うことで投資の利益を挙げているように見せていますが実際投資はやっていません。
この詐欺が発覚するきっかけは、リターンが異常に高いことです。誰かがおかしいと思い、調査を始めると詐欺の実態が明らかになります。できれば犯人が儲けをすべて持って逃げる前に発覚することが望ましいです。
このような詐欺を見極めるためには一体どうすればいいのでしょうか？方法は２つあります。一つはリターンが高すぎること、もう一つは運用成績が安定しすぎていることです。他にも以下のような特徴があります。
- 出資したお金を返してくれない
- 投資の実態を秘密にしている
- 又は複雑すぎて理解できない
- 運用の情報を開示してくれない
いずれにせよ、「絶対に儲かる」という話は全てウソと思ったほうがいいです。
パソコンやスマホを上手に使う
パソコンやスマホ、タブレットにはあなたの個人情報が詰まっています。誰かに不正アクセスされたら大変なことになります。電子機器に保存された個人情報を守る手段は決まっていますので、それらをすべて実行しましょう。
自分のパソコンを不正アクセスから守るために必要なことは以下の通りです。
VPNがわからない人は、以下のネット記事を参照ください。
スマートフォンは実質的に持ち歩けるコンピュータなので、セキュリティもパソコンと同じように考える必要があります。
あらゆる電子機器、Webサイト、オンラインマガジン、アカウントはパスワードが必要です。パスワードが他人にばれないようにする秘訣は、定期的に変更すること、紙に書かないことです。安全なパスワードの条件は、最低でも12文字以上で意味のない文字の羅列にすることです。しかし、これだと実用性が低いです。多少の安全性を犠牲にして、もう少し実用的にするなら自分にしかわからない言葉をいくつか組み合わせるという方法があります。パスワードの変更頻度は年に一回がおすすめです。
まとめ
本日は『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』を解説しました。今日の記事で紹介したことは以下の通りです。
- お金の計画の基本：「お金」とは何か、一生お金に困らない生き方
- 金融詐欺の基本：「必ず儲かる投資」のウソ、パソコンやスマホを守る
今日の記事では本書の一部を解説しましたが、本書は400ページもあります。しかも本書には難しいことも書いてありますので、今すぐ理解できなくても全然構いません。大切なことは、お金のしくみや社会の仕組みを時間を掛けて学ぶことです。
今日の記事はこれで以上です。最後まで読んでくださりありがとうございました。
【参考図書】
